【演奏会】10月30日〔日〕第4回おんぶんきょう ピアノライブコンサート

第4回おんぶんきょう ピアノライブコンサート』
10月30日(日)午後2時開演
横浜市港南区民文化センター ひまわりの郷

ピアノ 三宅麻美(プリモ)、古川貴子(セコンド)

ドヴォジャーク ピアノ4手連弾のためのスラヴ舞曲集 作品46 より
 第2番 ドゥムカ ホ短調
 第3番 ポルカ 変イ長調
 第6番 ソウセツカー ニ長調
 第7番 スコチナー ハ短調
 第8番 フリアント ト短調

【演奏会】9月9日〔金〕横山奈加子&三宅麻美 デュオリサイタル

横山奈加子&三宅麻美 デュオリサイタル』
2022年9月9日〔金〕19時 開演
ヤマハ銀座コンサートサロン

ヴァイオリン 横山奈加子
ピアノ 三宅麻美

ドヴォルザーク ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ ト長調 作品100
ヤナーチェク ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
シューベルト ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調

【演奏会】5月22日〔日〕やまとでクラシック 2022

やまとでクラシック 2022』
2022年5月22日〔日〕18時 開演
大和市文化創造拠点シリウス サブホール

ピアノ 三宅 麻美
ゲスト出演 ソプラノ 三塚直美

ショパン 軍隊ポロネーズ、幻想ポロネーズ
ラフマニノフ エレジー、リラの花
モーツァルト 歌劇《フィガロの結婚》より「恋とはどんなものかしら」
プッチーニ 歌劇《ジャンニ・スキッキ》より「私のお父さん」
ビゼー 歌劇《カルメン》より「ハバネラ」
ほか

『音楽の友』3月号に12月20日の演奏会レビュー

昨年12月20日の演奏会「ロマンの花束」第2回のレビューが『音楽の友』3月号に掲載されました。

12月20日・王子ホール●辛島安妃子(S)●メンデルスゾーン「7つの性格的小品集」から「第1番」「第7番」、同「無言歌集」から《甘い思い出》《狩の歌》《失われた幸福》《詩人の竪琴》《デュエット》《胸騒ぎ》《民謡》《5月のそよ風》《葬送行進曲》《ヴェネツィアの舟歌》《春の歌》《紡ぎ歌》、同「歌曲《告白》《遠いところに》《新しき恋》《挨拶》《歌の翼に》《ズライカ》《春の歌》《花束》《私は木の下に横たわる》《恋人の手紙》《一晩中夢の中で僕は君を見るんだ》《葦の歌》《夜の歌》《もうひとつの五月の歌(魔女の歌)》」

 東京藝術大学、べルリン芸術大学、イモラ国際ピアノアカデミーで学んだ三宅麻美は、深い解析力と知的なロマンティシズムでの表現力が、国内外で高く評価されている。これまで三宅のさまざまなシリーズに接しているため、メンデルスゾーン『無言歌集』などどうだろう……と秘かに思っていた。それが叶った三宅のリサイタル・シリーズ「浪漫の花束/色とりどりの性格的小品とドイツ・リートの世界」の第2回、テーマは「メンデルスゾーン」。
 前半は三宅のピアノ・ソロ。「小品集」では、開始から丁寧に音を重ねていくため〝美しいメロディの天才メンデルスゾーン〟のラインが活きる(特に「第1番」)。「無言歌集」では完璧な耐震構造の如く和声感や構成に揺るぎがなく、それゆえ主旋律は映え、内声の色合いも美しく響く。何より恐れ入るほど作品は深く練られているため、《詩人の竪琴》や《葬送行進曲》はドラマを見ているようで、《失われた幸福》と《デュエット》では名歌手の声が聴こえるよう。《民謡》ではリズムの扱いが巧く、《5月のそよ風》や《ヴェネツィアの舟歌》など絵画的な色彩感を感じ、〝無言歌〟の真意を聴いた思い。それゆえ惜しむらくは、ステージに上げたときの12曲の推進力。各曲非の打ちどころがない反面、進行に緩急があれば全体がより締まったはず。後半はソプラノの辛島安妃子を迎えたドイツ・リート。辛島も同じく探究者で、詩にある言葉の裏まで読み解く鋭い感性。それも咀嚼を経た表現のため、音楽が立体的で、そこにロマン派の色香(特に《ズライカ》、《私は木の下に横たわる》、《一晩中夢の中で僕は君を見るんだ》)。三宅のアンサンブル力も長けており、気品の華やぎが、まさにロマン派。
●上田弘子

『音楽の友』2022年3月号より

【演奏会】『浪漫の花束』第2回「メンデルスゾーン」

三宅 麻美 ピアノリサイタル・シリーズ
浪漫の花束』第2回「メンデルスゾーン」

2021年12月20日(月)19時 開演
銀座・王子ホール

ピアノ 三宅 麻美
ゲスト 辛島 安妃子
(ソプラノ)

プログラム
7つの性格的小品集 op. 7より
《無言歌集》より
 狩、 詩人の竪琴、 デュエット、 胸騒ぎ
 民謡、 五月のそよ風、 葬送行進曲
 ヴェネツィアの舟歌、 春の歌、 紡ぎ歌ほか
歌曲より
 告白、 新しき恋、 歌の翼に
 ズライカ、 春の歌、 花束、 葦の歌
 一晩中夢の中で僕は君を見るんだ
 夜の歌、 恋人の手紙、 月ほか