【演奏会予定】12月8日 浪漫の花束 第3回 シューベルト

『浪漫の花束 ~色とりどりの性格的小品とドイツ歌曲の世界~ 第3回 シューベルト』
2023年12月8日〔金〕19時開演
銀座・王子ホール
シューベルト 《楽興の時》作品94(全曲)
シューベルト 連作歌曲《美しき水車小屋の娘》作品25(全曲)
テノール 望月哲也
『浪漫の花束 ~色とりどりの性格的小品とドイツ歌曲の世界~ 第3回 シューベルト』
2023年12月8日〔金〕19時開演
銀座・王子ホール
シューベルト 《楽興の時》作品94(全曲)
シューベルト 連作歌曲《美しき水車小屋の娘》作品25(全曲)
テノール 望月哲也
『YAO管弦楽団 第20回定期演奏会』
2024年1月14日〔日〕14時開演
横浜みなとみらいホール 大ホール
ヨハン・シュトラウス 喜歌劇《こうもり》序曲
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番(ソリスト 三宅麻美)
ブラームス 交響曲第2番
鈴木衛(指揮)YAO管弦楽団
『キム・ドヨン─三宅麻美・デュオリサイタル』
2023年9月6日〔水〕19時30分開演
韓国光州 Kumho Art Hall
ドヴォジャーク 4つのロマンティックな小品
ドヴォジャーク ソナチネ ト長調
シューベルト 楽興の時より
シューベルト ヴァイオリンとピアノのための幻想曲
ヴァイオリン キム・ドヨン
『三宅麻美 シューベルト・リサイタル』
2023年8月6日〔日〕14時開演
千葉 M&Nホール
シューベルト ピアノ・ソナタ 変ロ長調 D 960
シューベルト ヴァイオリンとピアノのための幻想曲
ヴァイオリン 横山奈加子
@五反田文化センター音楽ホール
Alexey Lubimov Piano Recitals
先週と今週、二週にわたってアレクセイ・リュビモフのリサイタルへ。
一夜目はなんとご本人、PCR証明の関係で台湾からの予定の飛行機に乗れず、開演時刻になってもまだ到着してないとのことで、20分も遅れて始まった。空港から到着してリハもなしにすぐに舞台へ出たのにも関わらず、第一音から美しすぎる音像を紡ぎ出し、ウクライナの作曲家ヴァレンティン・シルヴェストロフの世界へグイグイと引き込んでいく。
次のモーツァルトソナタK533も、疲れを感じさせるどころか何とも楽しげでエネルギッシュ!フレーズ始めにパワーを集めて流れていく独特の奏法が彼の身体と一体となって、独自の語り口で聞き手を惹きつけ続ける。
78歳であることは全く感じない意欲に満ちたアプローチに、無事に再びリュビモフの生演奏に触れられたことを安堵し、心から嬉しく思う。(コロナ前に引退宣言をしていたのと、ウクライナ侵攻が始まってからモスクワでシルヴェストロフを弾いて警察沙汰になったことを危惧していたので)
曲目変更のあった後半、ブラームス後期作品op. 117と118はさすがにこの日の疲れが見え始めたのだが、二夜目の冒頭に弾かれたop. 116の素晴らしいこと!
一見乾きすぎると感じさせるその響きが内声の動きを際立たせ、全体のテクスチュアを見事に浮き上がらせる。雄弁に、そして繊細に、後期ブラームス特有の深淵な響きのグラデーションを実現する。
『我が友、シルヴェストロフに捧ぐ』と題されたこの夜のプログラムで弾かれたシルヴェストロフも、「あたかも音楽が聞き手の記憶に慎ましく触れ、内なる意識の中で鳴り響くように、そして聞き手の記憶そのものからこの音楽が歌われるかのように」という作曲者自身の指示通りに、我々の郷愁を潜在意識の領域から引き出していく。
アンコールで弾かれたアルヴォ・ペルトの小品を聴いて、かつてすみだトリフォニーホールの舞台上で聴いたロシア・アヴァンギャルドの夕べを思い出し、その再演も是非聴きたいと思った。
『三宅麻美 シューベルト・リサイタル』
2023年8月20日〔日〕14時開演
洗足学園音楽大学シルバーマウンテン
『やまとで♪クラシック2023』
2023年5月21日〔日〕14時開演
大和市文化創造拠点シリウス サブホール
季節外れの生暖かい風雨の中、マリア・ジョアン・ピレシュのシューベルトを聴きにサントリーホールへ。今回は音楽というよりも、ピレシュという愛情溢れるひとりの人間に触れたいとの思いで、舞台後方席から聴いた。
A-Durソナタの出だしの何と美しいこと。
留学中から良く実演を聴いてきたが、いつからか小さくて細い身体を振り絞って腕を動かす打鍵が痛々しく感じて生を聴きたいと思わなくなっていたのだが、この日は弱打はもちろんのこと、強打するのにも意欲が漲っていて余計なものをようやく脱ぎ捨てたような、何か突き抜けた感じがした。奔放な語り口で始まったドビュッシー ベルガマスク組曲も特に第2、第4曲の舞曲のリズムが見事で、身体全体から躍動感が溢れていた。そして後半、遂に近々取り組もうと思っている長大なB-Durソナタも自然な呼吸感とともに脈々と流れて行き、あっという間に終楽章の愉悦に到達、このソナタをこんなに短く感じたことはなく、80歳近くになって演奏活動を再開した理由を存分に聴かせてくれた。
先日のアルゲリッチといい、人生何があろうとピアノを弾き続けること、音楽に向き合い続けることの意味を教えられたような気がする。
『第4回おんぶんきょう ピアノライブコンサート』
10月30日(日)午後2時開演
横浜市港南区民文化センター ひまわりの郷
ピアノ 三宅麻美(プリモ)、古川貴子(セコンド)
ドヴォジャーク ピアノ4手連弾のためのスラヴ舞曲集 作品46 より
第2番 ドゥムカ ホ短調
第3番 ポルカ 変イ長調
第6番 ソウセツカー ニ長調
第7番 スコチナー ハ短調
第8番 フリアント ト短調
『横山奈加子&三宅麻美 デュオリサイタル』
2022年9月9日〔金〕19時 開演
ヤマハ銀座コンサートサロン
ヴァイオリン 横山奈加子
ピアノ 三宅麻美
ドヴォルザーク ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ ト長調 作品100
ヤナーチェク ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
シューベルト ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調