【演奏会予定】2024年1月14日 YAO管弦楽団 第20回定期演奏会
『YAO管弦楽団 第20回定期演奏会』
2024年1月14日〔日〕13時30分開演
横浜みなとみらいホール 大ホール
ヨハン・シュトラウス 喜歌劇《こうもり》序曲
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番(ソリスト 三宅麻美)
ブラームス 交響曲第2番
鈴木衛(指揮)YAO管弦楽団
『YAO管弦楽団 第20回定期演奏会』
2024年1月14日〔日〕13時30分開演
横浜みなとみらいホール 大ホール
ヨハン・シュトラウス 喜歌劇《こうもり》序曲
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番(ソリスト 三宅麻美)
ブラームス 交響曲第2番
鈴木衛(指揮)YAO管弦楽団
『亀田病院 第97回 院内コンサート』
2023年11月18日〔土〕13時30分~
亀田病院(横浜市西区) 新館待合ホール
シューベルト 《楽興の時》作品94(全曲)
医療法人明和会 亀田病院 協力:横浜音楽文化協会
@サントリーホール
クラウス・マケラ指揮 オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
シベリウス 交響曲第2番、第5番
昨夜は初マケラでサントリーホールへ。
話題の20代指揮者を良く良く観察する。
細身で長身のしなやかな体で前に迫り出しながら非常に良く動く。腕のリーチが長く、指先までどの関節もとてもしなやかなので、早い動きもオーケストラの隅々まで届くような、柔らかい動きもオケ全体を包みこむような印象。終始楽しそうに生き生きとした表情を湛えながら、オーケストラから驚くほど豊かなサウンドを引き出し、ともすると難解なシベリウスの交響曲を飽きさせずに聴かせていく。タイミングと動きが非常に明確なアインザッツを大きな流れの中で与えて、ここぞという時には体幹がブレずに全身で音楽へ奉仕する姿勢。オスロ・フィルから絶大な信頼を得ているのが良く伝わった。
温暖化のシベリウスだなんて声もチラホラ聞こえてきたけれど、見ていて楽しかったし、是非他の曲を振るのも聴いてみたい。
@新国立劇場
《修道女アンジェリカ》《子供と魔法》
久しぶりのオペラ鑑賞で新国立劇場へ。
どちらの演目もそれぞれの演出の良さがあり、素晴らしい音楽然り、まさに総合芸術を身体で堪能した。
練習の合間を縫って出掛けて良かったと心から思えた舞台でした。
8月20日、洗足学園音楽大学シルバーマウンテンにて行われました「三宅 麻美 シューベルト・リサイタル」のトピックスが洗足学園音楽大学のウェブページに掲載されました。
生徒のご褒美コンチェルトwith 神奈川フィルを聴きに県立音楽堂へ。
いつも本選の審査で慣れ親しんでいるこの木のホールでオケを聴くのはいつ以来だろう? ひょっとして自分が芸大1年時に弾かせてもらった同じご褒美コンチェルト以来なのではないか? あの時もやたらと打楽器が大きく聞こえて驚いた記憶があるな〜、と懐かしく思い出しながら聴いていた。
生徒はオケ合わせの難しい曲を頑張って弾ききってやれやれでしたが、課題がてんこ盛りなのがあらためて確認できて、仕事の合間を縫って行って良かったとつくづく思う10月初日でした。
『浪漫の花束 ~色とりどりの性格的小品とドイツ歌曲の世界~ 第3回 シューベルト』
2023年12月8日〔金〕19時開演
銀座・王子ホール
シューベルト 《楽興の時》作品94(全曲)
シューベルト 連作歌曲《美しき水車小屋の娘》作品25(全曲)
テノール 望月哲也
『キム・ドヨン─三宅麻美・デュオリサイタル』
2023年9月6日〔水〕19時30分開演
韓国光州 Kumho Art Hall
ドヴォジャーク 4つのロマンティックな小品
ドヴォジャーク ソナチネ ト長調
シューベルト 楽興の時より
シューベルト ヴァイオリンとピアノのための幻想曲
ヴァイオリン キム・ドヨン
『三宅麻美 シューベルト・リサイタル』
2023年8月6日〔日〕14時開演
千葉 M&Nホール
シューベルト ピアノ・ソナタ 変ロ長調 D 960
シューベルト ヴァイオリンとピアノのための幻想曲
ヴァイオリン 横山奈加子
@五反田文化センター音楽ホール
Alexey Lubimov Piano Recitals
先週と今週、二週にわたってアレクセイ・リュビモフのリサイタルへ。
一夜目はなんとご本人、PCR証明の関係で台湾からの予定の飛行機に乗れず、開演時刻になってもまだ到着してないとのことで、20分も遅れて始まった。空港から到着してリハもなしにすぐに舞台へ出たのにも関わらず、第一音から美しすぎる音像を紡ぎ出し、ウクライナの作曲家ヴァレンティン・シルヴェストロフの世界へグイグイと引き込んでいく。
次のモーツァルトソナタK533も、疲れを感じさせるどころか何とも楽しげでエネルギッシュ!フレーズ始めにパワーを集めて流れていく独特の奏法が彼の身体と一体となって、独自の語り口で聞き手を惹きつけ続ける。
78歳であることは全く感じない意欲に満ちたアプローチに、無事に再びリュビモフの生演奏に触れられたことを安堵し、心から嬉しく思う。(コロナ前に引退宣言をしていたのと、ウクライナ侵攻が始まってからモスクワでシルヴェストロフを弾いて警察沙汰になったことを危惧していたので)
曲目変更のあった後半、ブラームス後期作品op. 117と118はさすがにこの日の疲れが見え始めたのだが、二夜目の冒頭に弾かれたop. 116の素晴らしいこと!
一見乾きすぎると感じさせるその響きが内声の動きを際立たせ、全体のテクスチュアを見事に浮き上がらせる。雄弁に、そして繊細に、後期ブラームス特有の深淵な響きのグラデーションを実現する。
『我が友、シルヴェストロフに捧ぐ』と題されたこの夜のプログラムで弾かれたシルヴェストロフも、「あたかも音楽が聞き手の記憶に慎ましく触れ、内なる意識の中で鳴り響くように、そして聞き手の記憶そのものからこの音楽が歌われるかのように」という作曲者自身の指示通りに、我々の郷愁を潜在意識の領域から引き出していく。
アンコールで弾かれたアルヴォ・ペルトの小品を聴いて、かつてすみだトリフォニーホールの舞台上で聴いたロシア・アヴァンギャルドの夕べを思い出し、その再演も是非聴きたいと思った。