三宅 麻美
(みやけ まみ/ピアノ)
5歳よりピアノを始め、第36回全日本学生音楽コンクール小学生の部 全国大会において第1位。NHKテレビ「音楽の広場」、NHK-FM放送に出演。第5回かながわ音楽コンクール高校の部において最優秀賞。東京芸術大学在学中、神奈川フィルハーモニー管弦楽団とリストのピアノ協奏曲第1番を共演。1993年東京芸術大学を卒業と同時にドイツ国立ベルリン芸術大学に入学。1994年から毎年、ベルリン交響楽団のソリストとして、ベルリン・フィルハーモニーホールにおける定期演奏会に出演。ドイツ国営放送SFBにてラジオ録音、放送。1997年同大学を最高点で卒業し、同大学院に進学。1996年からはロームミュージックファンデーションより奨学金を得てイタリア・イモラ国際ピアノアカデミーでも研鑽を積み、第48回ヴィオッティ国際音楽コンクール第4位、第1回ガンドルフィ国際ピアノコンクール第2位及び特別賞、第2回堺国際ピアノコンクール第3位、第25回パルマドーロ国際音楽コンクール最高位、第9回TIM国際音楽コンクール第2位にそれぞれ入賞。第20回 ラロックダンテロン国際ピアノフェスティヴァルに出演。その他ドイツ、イタリア各地でリサイタルを行い、2000年にベルリン芸術大学大学院 演奏家コース修了。国家演奏家資格取得。また、イモラ国際ピアノアカデミーをディプロマを得て卒業。帰国後の2001年には王子ホールにおけるデビューリサイタルで好評を博す。以来、音楽祭への出演や毎年のソロリサイタルをはじめ、東京フィルハーモニー交響楽団等、オーケストラとの共演も多く、国内外でソリスト及び室内楽奏者として精力的な演奏活動を続けている。
2006年には、生誕100年を記念して「三宅麻美 ショスタコーヴィチ・シリーズ」をスタートし、注目を集める。2008年にはレグルスレーベルより日本人初の、ショスタコーヴィチ《24の前奏曲とフーガ》全集CDを発売。新聞、レコード芸術等で高い評価を受ける。NHK-FM『名曲リサイタル』に出演。2008年、2009年イタリア・ファエンツァのフェスティヴァルに出演。2010年にはベートーヴェン・ピアノソナタ全曲演奏会を開始。同時に開始した、N響メンバー(ヴァイオリン:林智之、チェロ:西山健一各氏)とのベートーヴェン室内楽シリーズ(全ピアノ・トリオ、ヴァイオリン・ソナタ、チェロ・ソナタ)は2013年に完奏。2012年3月には、ロシア・エルミタージュ美術館オーケストラとショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番を共演し、好評を得る。2013〜2014年には京都、2016〜2017年には韓国・光州でベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会に出演。2015年より定期的に韓国・水原と光州にて、アンサンブル・ベルリアーナ室内楽演奏会に出演。2016年より神奈川・大和にて「やまとでクラシック」をスタートし、地域の方々に親しまれる演奏会を企画、出演している。2017年に、ベートーヴェン・ピアノソナタ全曲演奏会を完奏し、最終回は同年の「音楽評論家・記者が選ぶコンサート・ベストテン 2018」(月刊『音楽の友』誌)に選出される。
これまで、小笠原二郎、助川陽子、辛島輝治、クラウス・ヘルヴィッヒ、レオニード・マルガリウス、ボリス・ペトルシャンスキーの各氏に師事。室内楽を豊田耕兒、トーマス・ツェトマイヤー、トーマス・ブランディス、ハルトムート・ローデの各氏に師事。そのほか、ジョルジュ・シェボック、イサーク・ツェーテル、レフ・ナウモフ、ルイ・ロルティ、エリソ・ヴィルサラーゼ、コンスタンティン・ガネフ、イリヤ・イーティン各氏の薫陶を受けている。
2006年から2011年まで東京藝術大学附属音楽高等学校講師を勤め、現在は洗足学園音楽大学で教鞭をとる。日本演奏連盟会員。全日本ピアノ指導者協会正会員。日本演奏家コンクール、かながわ音楽コンクール、ヤマハジュニアピアノコンクールなどコンクール審査にも多数携わっている。また、入賞者も多数輩出しており、優秀指導者賞を受賞している。
Mami Miyake
(pianist)
Was born in Tokyo, Japan and started piano lesson at the age of five.
She became winner of the Japan National Music Competition for Students at the age of eleven.
After graduating from “The Tokyo National University of Fine Arts and Music”, where she studied with Prof. Teruji KARASHIMA, she moved to Germany to study at “Hochschule der Künste Berlin” with Prof. Klaus Hellwig.
After she finished her BA Degree (Hauptstudium) with the highest honor, she continued her Post-graduate Degree (Konzertexamen / National Artistic Diploma).
She also studied at “International Piano Academy Imola” in Italy with Prof. Leonid MARGARIUS and Prof. Boris PETRUSHANSKY on the “Rohm Music Foundation” scholarship.
During 1994 – 2002 she performed as a soloist with Das Sinfonie Orchester Berlin at the Berliner Philharmonic Hall.
She also studied at master courses with György SEBŐK, Lev NAOUMOV, Elisso WIRSALADZE, and Luis LORTIE.
Mami Miyake is prizewinner of the Viotti International Music Competition (Vercelli, Italy 1997), the Gandolfi International Piano Competition(Salsomaggiore, Italy 1998), the Palma d’oro
International Music Competition(Finare-Ligure, Italy 1998), the Sakai International Piano Competition(Osaka, Japan 1998), the TIM International Music Competition(Roma, Italy 2000).
As a soloist, chamber-musician and with orchestras she has made appearances throughout Germany, France, Italy, Korea and Japan, including at the “20th La Roque D’antheron International Piano Festival” in 2000.
In 2006 she began the “Shostakovich Series” and released CD of his work “24 Preludes and Fugues” in 2008. It was highly acclaimed as a specialist of Shostakovich. In 2012 she performed 1st Piano Concerto of Shostakovich with the Orchestra of the State Hermitage Museum in Russia and Japan.
In 2010 she also began the “Beethoven Piano Sonata Cycle” and “Beethoven Chamber Music Series” (all of the Piano Trios, Violin Sonatas and Cello Sonatas) with member of the NHK Symphony Orchestra.
Since 2002 she has been appointed a lecturer of piano at the “Senzoku College of Music”.